お仏壇は今生きている家族の誰かが亡くなってから必要なものではなく、
仏様を迎え、心のよりどころとし、日々感謝する場所としてお家に安置したいものです。

お求め頂く際には宗派、安置する場所とその寸法をご確認下さい。
ご不明なことがございましたら当店にご相談下さい。

「生前にお仏壇を買うと不幸が起こる」という迷信がありますが、
阿弥陀様をお家にお迎えし、報恩感謝の気持ちを忘れることなく、 門徒として生きて行こうと
されている方の元にどうして不幸が訪れましょう。
ほしいと思われた時が仏縁の生まれた時です。
迷信を気にすることはありません。

安置場所は和室やリビングなど様々なケースがございます。
特定の人しか使わない部屋に安置して、まかせっきりにしてしまうよりも、家族が揃って
手を合わせられる場所に安置するのがよろしいでしょう。

ただ、直射日光の当たる場所や湿気の多い場所はお仏壇が傷みやすくなりますので
避けたいものです。

お仏壇の向きについてですが、極楽浄土が西の方角にある(西方浄土)という考え方から、
仏壇を東に置き、西に向って手を合わせる方が多かったといいます。
しかし浄土真宗では仏様はいつでもどちらの方角を向いていても常に見守ってくださるという考え方ですので、方角はこだわる必要はありません。

方角よりも家族みんなでお参りする心の方が大事です。

お仏壇には様々な種類があり宗旨宗派ごとに形式や荘厳さが違います。

宗派・・・・浄土真宗本願寺派（西派）・浄土真宗大谷派（東派）・臨済宗・曹洞宗・浄土宗・
　　　　　　 真言宗・日蓮宗・法華宗などがあります。詳しくは寺院または当店へお尋ね下さい。

種類・・・・・金仏壇：重厚感があり金箔が美しい

　　　　　　　唐木仏壇：紫檀・黒檀など暖かみがあり、木目が美しい

　　　　　　　家具調仏壇・上置仏壇：現代の住まいに合ったサイズやデザインの物

まず仏様をお迎えするための「入仏法要」を行います。
また古いお仏壇から新しいお仏壇へご本尊を移動される場合や、引越しや修理などで
ご本尊を移動させる場合などにも「遷座法要」を行います。

お仏壇は家族のよりどころとなる場所ですから、こまめに掃除をしましょう。

• 金仏壇の金箔部分は絶対に水ぶきはしないでください。 金箔が剥がれる原因になってしまいます。
• 毛ハタキで埃を払うようにし、素手でさわらないようにしましょう。
• 塗りの部分も水ぶきは避け、柔らかい布や毛ハタキで埃を落とすか塗部分専用の液で拭くようにしましょう。
• 真鍮製の仏具は真鍮磨きで磨きましょう。
• 仏具に金メッキ加工がしてある場合は、真鍮磨きでは磨かずに柔らかい布で拭いたり
  毛ハタキで埃を払う程度にしましょう。